おそらくブログ関係の本ではかなり有名だと思います。タイトルのインパクトも凄いですからね。
ブログをやっている私も例に漏れず読んでみました。Kindleを導入してからはそれなりに本を読むようになりましたが、その中でもこの「ブログ飯」は面白いな、と思ったのでその感想を書きたいと思います。
大雑把な内容
私はそんなに読解力があるほうではないので曲解しているところがあるかもしれませんが、大雑把な内容は以下の通りです。
- ブログ飯に至るまでの過程
- ブログを書く上でのポイント、収益化の話
- 特別コラム(筆者の奥さんが書いたもの)
正直2は結構どうでもいいです。というのもこの手の話をしている本は多くありますし、ネットで検索すれば似たような話はたくさんあります。
なので、この本でなければ知れない話というのは、ずばり1と3になります。
特に3は気になるところです。筆者が会社を辞めてブログ一本でいく!となったときと成功するまでの期間の奥さんの心境がつらつらと書かれています。このコラムを読むだけでも買う価値があったな、と私は思っています。
感想
まずタイトルが秀逸
シンプルなのにパッと見でなんとなく意味がわかってしまうこのタイトルはかなり秀逸だと思います。ある程度の想像力は必要ですが、このタイトルから「ブログで飯を食っていくため(あるいはその過程に関する)の内容なんだな」というのが伝わります。
もともとは漫才の「笑い飯」からとったものらしいですが、語感もいいですよね。
1のブログ飯に至るまでの過程についての感想
こういう成功者の成功までの過程というのはとても興味深いものです。ここでいう成功とは、ブログで飯を食っていくくらいになることを指しています。
読んだ率直な感想としては、凄く普通の人だな、でした。
特にWEB業界で働いていたというわけでもなく、ごく普通のサラリーマンが何度かの転職を経て、最終的に早期退職募集に対して申し込んでブログで食っていくことを目指したというものになっています。
一番驚いたのは、会社を辞める段階で食っていけるだけの副収入があったわけでなく、いけるかどうかわからない状態から始めた、という点です。この段階で結婚していたのでこの決断をできたのは凄いなと感心しました。
もちろんそのときにどう思ってそう決断したのかが書かれており、なるほどなと考えさせられます。
その後の成功までの道のりも過酷なものだったことを書かれています。「まあ、そりゃ楽じゃないよね」と改めて思いました。そこから何が転機になったのかとかはとても参考になります。
3の特別コラム
先ほども書きましたが、この本の最大の内容はこれだと思います。普通の感覚からするといきなり夫から「会社辞めてブログで食っていくわ!まだそこまでの実績ないけどな!」(誇張した書き方になっています)と言われたら「え?ちょっと待ってよ」となると思います。
数年前に私の会社でも早期退職募集がありましたが、やっぱり結婚してる先輩たちの話を聞く限り「奥さんに絶対辞めるなと言われてるんだよね」みたいなことを話していました。普通はそういうものだと思います。
そんな中、夫の決断を受け止めた奥さんの想いがこのコラムに書かれています。非常に面白いです。というか、ここまで成功できたのってこの奥さんが凄いからでは、とまで思わせられます。
さいごに
成功するには、本当に努力する、才能がある、運があるという要素が必要になってきます。この本を読んでいると、「この奥さんと出会わなかったら?」「スマホがいいタイミングで出てこなかったら?」などなどたらればを言ってはキリがないですが、そう思わざるを得ないです。
ですが、やっぱりそういうものは努力し続けた先にあったものなので、今回はたまたまそういう形で結果が出ていましたが、背景が違えば別の形で結果が出ていただけの話なのかもしれません。
とても面白かったです。