私はリクルータというものをよくやっています。実際に就職活動中の学生に対して会社説明を行ったり、懇親会を行ったりして、就活生とよく会話をします。その中で、いろんな疑問や相談を受けることがあります。
そこで、私が実際によく受ける質問に対して、「あーなるほど、確かにそれは重要だね」と思うことがあるので、それについて書いてみたいと思います。
実際に働く地域について
これを気にされる方とされない方で両極端な気がします。私は実際に就職するまで、仕事の内容や福利厚生的な条件面を重視しており、それらが条件にあっていれば働く地域はどこでもいいや、と考えていました。
しかし、今なら絶対考えるべきだと断言できます。
仕事だけをやるのであれば何も問題ありませんが、充実した生活を送る面ではプライベートでの生活の豊かさは重要になってきます。その働く地域で休日の過ごし方として何ができそうか、考えてみるとよいと思います。
例えば、都会近辺であれば、電車に困ることはなく、交通の便がいいので苦労することはないと思います。あるとすれば毎朝の通勤ラッシュを耐えられるかどうか、でしょうか。
田舎であれば、レジャー的な楽しみはできるのか?海が近くなら海で遊べたり、山が近いなら山登りを楽しめたり、なにかしか自分の生活が楽しくなりそうか、あるいは都会へのアクセス性はどんなものか?車さえあれば不自由なく楽しめるのか?などなど。
平日は仕事をやって、休日はその疲れを癒すためにダラダラ過ごす……そんな生活ってどうなんでしょうか。個人的にはとても寂しい気がします。世の中にはたくさん楽しいことはあるので、何かしらそれを見つけられる環境があるといいな、と思います。
社員さんとお話する機会があれば、休日の過ごし方とか聞いてみると良いです。
福利厚生について
一番大きいの住宅系ですね。住宅補助が出る、あるいは寮があるなどはとても大きいです。
入社して数年間、一人暮らしをするとなると、かなり金銭面できついです。実際、私は無謀にも寮に入りたくない、という理由から自分でアパートを借りて生活していましたが、1,2年目は月々の収支はマイナス。かろうじて、学生時代の貯金と年2回のボーナスで持ち堪えられていましたが、正直しんどかったです。
ちょっと忘れがちなんですが、奨学金返還のインパクトが大きいです。月々の手取りから、家賃、電気、ガス、水道、ケータイ、ネット、奨学金返還、食費、雑費と計算していくと手元に全然お金が残らなくなります。
これに対して、家賃補助や寮に入ることで、家賃の出費を抑えることができれば、なんとか貯金ができるレベルになってきます。
家賃補助以外にも会社によってはいろいろあります。提携している施設を利用するときは割引がきいたり、文化的な活動に対して補助金が出たり、色々確認してみると面白いかと思います。これがきっかけで新しい趣味ができたりもしますしね。
さいごに
就職は人生においてかなり大きなイベントです。これからの社会がどうなっていくかはわかりませんが、案外転職とかを視野に入れるのであれば問題ないかもしれませんが、少なくとも生活にかかわってくる部分ですので、仕事以外の面も総合的に見て、どういう生活になりそうかな、を想像しながら考えるのが良いと思います。