海外で電化製品を使う場合、気を使わないといけないですよね。電圧の企画が各国ごとに違うので、モノによっては使えません。そもそもコンセント(プラグ)の形状が違ったりもしますしね。
さて、日常的にヘアアイロンを使っている方は多いと思います。私も前髪の癖が強いのでよく使っています。もはや無くてはならない存在です。そんな状況下でそれなりの期間、海外にいくことになったらヘアアイロン無しで過ごせるでしょうか?いいえ、過ごせません!笑
もちろん海外でもヘアアイロンは使いたい!じゃあ、持って行くしかない!
ここで、一つの疑問が生じます。ヘアアイロンって海外で使えるの……?
実際、私はこの状況になりました。そこで、私なりに調べたり、考えたことをまとめたいと思います。
目次
そもそもなぜそのまま使えない可能性があるのか?
国によって電源電圧の規格が異なるからです。日本は100V(50/60Hz)ですが、例えばアメリカは120Vだったり、ヨーロッパは230Vが多かったりとまちまちです。(※国及び地域で異なる場合あり)
そこで、日本で売られている100V用の電化製品を他の国で使おうとすると、規格が合わず使えない、ということになります。ちなみに、今回の議論ではあまり関係ありませんが、コンセント(プラグ)形状も各国で違ったりします。
そこで、一般的には「変圧器」という電圧を変換するものを用意します。こういうやつです。
説明文を読んでみるとこんな一文が。
※許容消費電力は200Wなので、使用される電気機器の総合消費電力を200Wに越えないように十分 ご注意ください 。ヘアドライヤーやヘアアイロンなどは対応できません。
※アンダーライン部は強調のためこちらで追加しました。
ヘアアイロン使えないと明記されています。これを見るとなんとなく電力の問題のように受け取れます。実際、ドライヤーであれば1000Wを越えることはざらにあるのでわからなくないです。では、ヘアアイロンは?調べてみました。
私が実際使っているヘアアイロン
私はADSTのヘアアイロンを使っています。
大学生の頃、初めて使ったヘアアイロンはとても安いものでした。お金がない大学生だったのでしょうがなかったですが、それはもうひどいものでした。すべりは悪く、仕上がりもパサパサしていて、いかにもアイロンかけています、という不自然感でいっぱいでした。すごく髪にも悪そうな感じで、安物買いの銭失いとはこのことか、と実感させられました。
その後、色々調べて評判のよかったADSTのヘアアイロンを使いました。お値段2万円超えでかなりお高いです。ですが、これが大当たりでした。すべりは滑らかで、仕上がりも不自然感無く、温度が上がりきるまでの時間も短く非常に満足しています。正確には覚えていないですが、かれこれ5年以上は使っています。古い商品ですが、非常に良いものです。
しかし、見てもらえればわかりますが、これは100V専用なのです。そのままでは海外では使えません。じゃあ、消費電力はというと、150W。
……あれ?さっきの変圧器って200Wまでが許容値だったから、いけるんじゃない?
そんな考えがよぎりました。
結局使うのをやめた理由
それでもやっぱり使わないようにしました。理由はシンプルで、怖かったからです。
ヘアアイロンに対応していません、と書いてあるならそういうことなんでしょう。万が一何かあると困ります。
例えば、ヘアアイロンが壊れるくらいなら、まあ嫌ですけどダメージはそこまで大きくありません。最悪なのは、使用中に故障して自身に危害を加えないか?あるいは発火して滞在中のホテルで火事を起こさないか?そのあたりが不安でしょうがなかったのです。
結果、お金で安全を買えるならそうする道を探そう。そう思いました。
普通に壊れるのも嫌ですしね。
とった対策はこれ!
検討① 大容量変圧器を探してみる
まずは大容量1000W以上の変圧器を探してみました。探せばあるものですね。先に言っておきますが買っていませんのでご注意を。
城下工業海外国内兼用大容量変圧器AC220-240V/1500W
1500Wもあれば余裕でしょう!あとは注意書きにヘアアイロンやドライヤーが使用できる文言さえあればOKです。結果は……なし。
代わりにこんなことが書いてありました。
モーターや熱を発する電気製品は初期電流が定格電流の2-3倍流れますので、2-3倍余裕のある変圧器をご使用ください。
なるほど、そういうことでしたか。そういうことであれば、先ほどの200Wの変圧器で150Wのヘアアイロンを使うことはできなさそうですね。でもこれは10倍以上余裕あるからこれでいける!
いやいやいや、図体でかいでしょ!スーツケース入らないよ!
ということで断念。しかも220V-240V限定なのでやや汎用性に欠けるのも×です。
検討② 海外対応ヘアアイロンを購入
最終的にこの結論に落ち着きました。
海外対応、つまり100V-240Vに予め対応しているヘアアイロンを使えば良いのです。もう色々考えて下手なことするより、これが一番安全と判断しました。
ちなみに買ったのは5000円くらいのものです。正直使えればなんでもいいかなと思ってえいやで買いました。
実際、届いて使ってみたところ、「……ADSTのと変わらなくない?」という印象でした。プレート部が狭い分細かいところまで髪にあてることができる分こっちの方が使いやすいとさえ感じてしまいました。……そこまで使い込んでいないのでわかりませんが、長く使っていけばきっと違いはあるのかもしれません。
さいごに
いろいろ考えましたが、やっぱりちゃんと保証された方法で安全を見るのが一番だと思います。海外だと色々勝手がわからなかったりするので、下手なことしてせっかくの海外滞在期間を無駄にしたくないですしね。