食器洗いの強敵!動物性の脂はこの方法でスッキリ洗い落としましょう!

Pocket

熱々の牛丼にこってり豚バラ肉の辛味噌炒め、子供も大好きなハンバーグにミートソース、どれも美味しくて人気のメニューです。

憂鬱なのが食べ終わった後の食器洗いです。動物性の脂は植物性の油とは違ってなかなか落とせません。

それどころか水温が低いとスポンジにまで脂がベットリということも!

こうなるとガス湯沸し器からのお湯などで何度も何度も洗いなおさないと落ちてはくれず時間と手間が大変です。

解決方法について

そういった頑固な油脂による汚れにはお湯に洗剤とアルカリ性の性質を利用した洗い液を使うとすっきりと落とせるようになります。

お湯が脂を液状のサラサラに軽くし、洗剤が脂と水を結びつけて食器から引き剥がそうとします。アルカリ成分はそれ自体が油脂を分解します。

洗い液を作る手順は至って簡単で、お風呂の温度としては熱すぎて無理な程度のお湯を1リットルほどボウルに入れます、温度としては45度くらいが目安です。それ以上熱いと手を浸しにくくなります。

そこへ普段使っている食器用洗剤を推奨使用量よりも多めな小さじ1杯ほど入れます。

そしてアルカリ成分の要となるのが「セスキ炭酸ナトリウム」。これを小さじ1杯入れて軽く混ぜればもうできあがり。セスキ炭酸ナトリウムはさらさらの粉末で水にすぐ溶けます。

あとはスポンジをその洗い液に浸しては食器を洗い、そしてまた浸しては洗いを繰り返すだけです。

注意点

油脂汚れの落ちが良くなるということは手肌の皮脂も落として手荒れが起きやすくなるということです。なので手荒れ回避にゴム手袋を使うのがおすすめです。

セスキ炭酸ナトリウムは各メーカーから販売されていますが値段の差による品質の差はありません。

100円ショップのもので全く問題ありませんが、量がやや少なめなのでもう少し高めになってもホームセンターなどで売られている量の多いもののほうが結果的に安くあがるかもしれません。

アルカリ性が強くなるとヌルヌルとして滑りやすくなりますのでツルリと食器を落としてしまわないようにご注意を!

なお、今回の洗い液にはアルカリ成分を求めはしますがアルカリ性であれば何でもいいのかと言えばそうではありません。

重曹では溶けにくい上にアルカリ性も弱く、酸素系漂白剤の主成分である過炭酸ナトリウムはアルミ等に不向きです。その他石灰なども不可です。ここでのアルカリ成分とは家庭用に販売されているセスキ炭酸ナトリウムに限ります!

作りおきは変質する上にお湯も冷めてしまうので洗い液は必要な時にその都度用意しましょう。

こんな人におすすめ

食器の頑固な汚れ、特に「どうしてこんなにいつまでギトギトして落ちないの?」とプラスチック製品の油脂汚れに悩んでいるかたで、ガス湯沸かし器のお湯を流しっぱなしの上にスポンジに洗剤の原液を度々足しながらゴシゴシ洗うのはコストがかかって嫌だというかたにはぴったりです。

なお、余った洗い液はそのままシンクの内側を磨くのに使っても問題ありません、食器洗いの最後の仕上げでどうぞ。